【恋愛】タロット「月」でわかる相手の気持ち【正位置/逆位置の意味一覧】

タロットの「月」は、不安、迷い、そして深層心理を象徴するカードです。恋愛において、このカードは相手の心の奥にある複雑な感情や、理性では説明できない感情の揺れを示唆しています。

表面的には見えない感情を表すこのカードは、相手が自分の気持ちに混乱していたり、直感と理性の間で揺れ動いていたりする状態を教えてくれます。時には相手が不安や迷いを抱えながらも、本能的な感情に従おうとしていたり、心の奥底で確かな思いを育んでいたりする姿を表します。

この記事では、様々な恋愛状況における「月」のカードが示す、相手の複雑な心理と、表面には現れない本当の気持ちについて詳しく解説していきます。深層心理を理解するヒントとして、参考にしていただければと思います。

【月】タロットで相手の気持ちを占うときの解釈のポイント

タロットカードで相手の気持ちを占う際、最も重要なのは「はい・いいえ」という単純な答えを求めることではありません。むしろ、「相手は私のことをどう思っているのか」「二人の関係はこれからどうなっていくのか」という視点で、カードのメッセージを読み取ることが大切です。

特に「月」のカードは、表面には現れない感情や深層心理を示唆することが多いため、表面的な態度だけでなく、相手の心の奥底にある本当の思いにも注目して解釈することをお勧めします。

また、カードからより明確なメッセージを受け取るためには、以下のように具体的な状況や気持ちに焦点を当てた質問をすることが効果的です：

このように、相手の気持ちや状況に焦点を当てた質問をすることで、より深い洞察が得られます。

正位置と逆位置では、それぞれ異なるメッセージを持っていますが、どちらも相手の本音や、これからの可能性を示唆するサインとして受け取ることができます。

【片思いの場合】「月」が出たときの解釈・メッセージ

片思いの関係で「月」のカードが出現するとき、それは相手が自分の感情の正体に戸惑い、不安や迷いを抱えている状態を示唆しています。このカードは、理性では説明できない魅力への引力と、それに対する混乱を教えてくれます。

正位置の意味

片思いにおける正位置は、相手があなたに対して理屈では説明できない魅力を感じながらも、その感情の深さに戸惑いや不安を抱えている状態を示します。直感的な引き寄せられる気持ちと、それへの戸惑いが混在する時期です。

逆位置の意味

片思いにおける逆位置は、相手があなたへの感情を過度に疑ったり、不安や妄想に囚われすぎたりしている状態を示します。好意は感じているのに、自分の気持ちを否定しようとする時期です。

【両思いだけど恋人未満の場合】「月」が出たときの解釈・メッセージ

両思いの関係で「月」のカードが出現するとき、それはお互いの気持ちを感じながらも、関係の進展に不安や迷いを抱えている状態を示唆しています。このカードは、確かな思いと、それを阻む様々な不安や迷いを教えてくれます。

正位置の意味

両思いの関係での正位置は、相手が確かな気持ちを持ちながらも、関係を進展させることへの不安や戸惑いを感じている状態を示します。本能的な愛情と理性的な判断の間で揺れ動く時期です。

逆位置の意味

両思いの関係での逆位置は、確かな気持ちがありながら、過度な不安や思い込みによって関係の進展を妨げている状態を示します。相手自身の不安や迷いが必要以上に大きくなっている時期です。

【恋人の場合】「月」が出たときの解釈・メッセージ

すでに恋人同士の関係で「月」のカードが出現するとき、それは関係の中で生まれる様々な不安や迷い、そして表面化しない感情の揺れを示唆しています。このカードは、愛情の深まりと共に生じる不安や、理性では説明できない感情の動きを教えてくれます。

正位置の意味

恋人関係での正位置は、相手が深い愛情を感じながらも、その感情の深さゆえの不安や迷いを抱えている状態を示します。より深い絆を求めながらも、様々な不安と向き合う時期です。

逆位置の意味

恋人関係での逆位置は、過度な不安や疑念が関係を脅かしている状態を示します。本来の愛情が見えづらくなり、誤解や思い込みによって関係が歪みやすい時期です。

【不倫相手の場合】「月」が出たときの解釈・メッセージ

不倫関係において「月」のカードが出現するとき、それは複雑な感情と深い葛藤、そして理性では抑えきれない感情の存在を示唆しています。このカードは、後ろめたさと強い思いが混在する心理状態を教えてくれます。

正位置の意味

不倫関係での正位置は、理性で抑制できない感情と、それに伴う罪悪感や不安が混在している状態を示します。本能的な愛情と社会的な理性の間で揺れ動く時期です。

逆位置の意味

不倫関係での逆位置は、過度な不安や妄想、自己欺瞞が強まっている状態を示します。現実から目を背け、歪んだ感情や思い込みに支配されやすい時期です。

【復縁の場合】「月」が出たときの解釈・メッセージ

復縁の相談で「月」のカードが出現するとき、それは過去の感情の名残と新しい不安が入り混じった状態を示唆しています。このカードは、理性では割り切れない感情の復活と、それに伴う複雑な心理を教えてくれます。

正位置の意味

復縁における正位置は、過去への未練と現実への不安が混在している状態を示します。懐かしさと新しい不安が入り混じり、感情の整理がつかない時期です。

逆位置の意味

復縁における逆位置は、過去への執着が強すぎたり、現実離れした期待や不安を抱えすぎたりしている状態を示します。歪んだ思い出や妄想的な期待が、現実的な判断を妨げる時期です。

まとめ

状況	正位置	逆位置
片思い	説明できない魅力に惹かれる / 理性では抑えきれない思い / 気になって仕方がない / 意識せずにいられない存在 / 確かな思いと不安の混在	必要以上に感情を疑う / 気持ちから逃げ出したい / 近づきたいのに怖くなる / 感じる魅力を打ち消したい / 自分の心が読めない
両思い（恋人未満）	このままでいいのかと悩む / 理性では抑えきれない思い / 本能的に求めてしまう存在 / 大切にしたい気持ちと躊躇 / 深まる感情への戸惑い	過度な思い込みに囚われる / 不安が現実を歪める / 近づきすぎることへの怖れ / 期待と不安の板挟み / 自分の気持ちが怖くなる
恋人	愛情の深さに戸惑う / 失いたくない思いが強まる / 執着が強くなることへの戸惑い / 幸せな反面での不安 / 依存的になる自分への不安	不安が現実を歪める / 些細なことに過剰反応 / 愛情と猜疑心の混在 / 確かな思いなのに不安になる / 素直になれない気持ち
不倫相手	罪悪感と愛情の狭間で揺れる / 抗えない魅力への執着 / 諦めたくても諦められない思い / 心を奪われすぎる怖さ / 理性を超えた強い感情	現実逃避が極端になる / 妄想的な期待が膨らむ / 歪んだ期待や思い込み / 依存的な感情の暴走 / 不安定な感情の波
復縁	過去の感情が再び蘇る / 忘れられない思いの再燃 / 理屈では説明できない執着 / 断ち切れない縁を感じる / 複雑な感情の渦	過去の思い出に溺れる / 思い出を美化しすぎる / 歪んだ思い出への執着 / 理想化された感情 / 現実味のない願望

タロットの「月」は、不安や迷い、そして深層心理を象徴するカードです。恋愛において、このカードは理性では説明できない感情の動きと、心の奥底に潜む本当の気持ちを表しています。

正位置で出た場合は、相手が理性では説明できない魅力や感情を感じながらも、その思いの深さに戸惑いや不安を抱えている状態を示します。表面には見えない確かな感情がありながら、それゆえの複雑な心理状態にあることを教えてくれます。

逆位置の場合は、過度な不安や思い込みによって、本来の感情が歪められている状態を示します。必要以上に感情を疑ったり、現実から目を背けたりすることで、本当の気持ちが見えづらくなっている時期といえます。

このカードが出たとき、大切なのは表面的な態度だけでなく、心の奥底にある本当の感情に目を向けることです。不安や迷いは、時として深い感情の裏返しでもあります。お互いの気持ちを丁寧に確認しながら、少しずつ不安を解消していくことで、より確かな関係を築いていけるでしょう。